TET Systems社について

TET Systems社はドイツのハイデルベルクに本拠地を構える企業です。同社はTetテクノロジーの発明者によって設立され、Tetテクノロジーに関する知的財産ポートフォリオを保有しています。 ・コア技術の知的財産権はAbbott社との契約により、2004年1月1日に同社に移転されました。 ・Tet技術の改良による知的財産権は発明者達から同社に移転されました。 ・リバーストランスアクチベーターと最小プロモータに関する特許を受ける権利は2009年にそれぞれthe Academic Medical Centerおよびthe University of Heidelbergから移転されました。 TET Systems社では以下のような活動により、最高の真核生物遺伝子誘導システムを強化しています。 •発明者の研究室における継続的な技術開発 •科学的なコラボレーション •スポンサードリサーチ TET Systems社はTetテクノロジーに関する知的財産のポートフォリオを、関連する特許の第3者からの取得およびライセンスインにより継続的に強化・拡大しております。 2010年1月に旧TET Systems Holding社は •子会社であったIP Merchandisers社を統合 •名称をTET Systems社に変更 •Tet技術に関する特許ポートフォリオの世界中の利用者への供与 を実施しました。

TETシステムの歴史

Tetシステム(Tetスイッチ)の構成要素は、最も進化した遺伝子制御システムの一つである大腸菌のテトラサイクリン抵抗性オペロンを元に作製されました。1992年に原型となるTet発現システムが初めて発表されました。このシステムはTet-Offシステムとして知られ、テトラサイクリンの非存在下で発現が起こります。このTetシステムの第1世代は現在も広く使用されていますが、オリジナルの改変と改良によって生まれた第2世代以降のシステムでは大きな進歩がみられています。これらの改良には、tTA/rtTA応答性プロモータPtetや翻訳アクチベーターtTAおよびrtTAの改良が含まれています。これに加えて、新しいタイプのコンポーネント、テトラサイクリン制御翻訳サイレンサーtTSが開発されました。Tetシステムの歴史と改良についての詳細はこちら

TET Systemの原理と構成要素

TetテクノロジーはtTA依存およびrtTA依存システムと呼ばれていた2種類の相補的な制御システムから構成されています。これらは現在、Tet-Offモード(tTA依存)およびTet-Onモード(rtTA依存)のシステムとして広く知られています。いずれのシステムにおいてもテトラサイクリン制御転写因子がtTA/rtTA反応性プロモータPtetと相互作用し、制御対象遺伝子の発現を引き起こします。発現はエフェクター分子テトラサイクリンまたはその誘導体によって制御されます。テトラサイクリンはtTAおよびrtTA転写因子のDNAに対する結合レベルによって作用します。rtTAはDNA結合と転写にテトラサイクリンリガンドを必要とします。これとは正反対に、tTAとDNAの結合はテトラサイクリンによって阻害されます。このため、2種類のtetシステムはテトラサイクリンに対して正反対の反応を示します。それぞれのシステムは別の特徴と長所を持っているため、相補的なシステムとして利用できます。両システムの顕著な特徴である、誘導時の発現レベルが高いことと基底状態での発現が低いことによって広いダイナミックレンジを実現し、ホストとなる細胞の生理現象に影響を与えることなく数桁の発現変化を起こすことが可能です。原理と構成要素についての詳細はこちら

TET社の知的財産権とライセンス

Tetテクノロジーは全てのお客様にご利用頂けます。ライセンス供与のプロセスは非営利組織と営利組織で異なっており、非営利組織における営利事業での使用は別途有償ライセンスが必要です。また、非営利組織においては基本的には内部研究利用のための無償ライセンスが供与されますが、その使用やTetテクノロジーを使用したマテリアルの譲渡等には制限があります。詳細はこちら

TETシステムの応用

Tetスイッチシステムは組織培養の分野で最初に確立され、様々な組織(種、器官)由来のDox依存的発現細胞株を作製するために用いられてきました。 最初の論文の発表以来、Tetテクノロジーは発明者のみでなく世界中の科学者によっても改良が加えられています。様々な組換えマウスがThe Jackson Labs, EMMAやRIKENの様なレポジトリから提供されていることに加え、トランスアクチベータ発現細胞株や発現プラスミド、あるいはトランスアクチベータ組み込みウイルスベクターのような様々な製品が入手可能であり、簡単にこれらを個々の目的に適合させることが可能です。10,000を超えるレビュー済み論文によってTetテクノロジーは徹底的にバリデーションを受け、今では最も広く使用されている真核生物遺伝子制御システムというだけでなく、最も広く使用されている分子生物学関連技術の一つとさえいえます。TETシステムの応用についての詳細はこちら

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